まつ毛パーマをかけた後、カールの持ちを良くするために「コーティング剤」を使っている人は多いですが、最近はクリアタイプではなく「黒」タイプを選ぶ人が増えています。でも、実際に使ってみて「思ったより黒くない」「これ、マスカラ代わりになると思ったのに…」と感じたことはありませんか?
結論から言うと、黒コーティング剤は「マスカラのような黒さ」を期待すると裏切られます。むしろ、クリアタイプと比べて「うっすら色づく」程度に設計されているのが実情です。この「黒さのギャップ」に加えて、サロン専売品が多くて入手しにくい、クリアと黒で強度が違うと言われるなど、購入前に知っておくべき壁がいくつかあります。
この記事では、2026年9月時点のユーザーレビューや各ブランドの公式情報を基に、黒コーティング剤の「本当のところ」と、後悔しない選び方をまとめました。
そもそも「まつ毛パーマ用コーティング剤」ってどんな役割?
まず基本をおさらいすると、まつ毛パーマ用のコーティング剤は、パーマでつけたカールを外部刺激から守るための「トップコート」です(参考:@cosme掲載の製品定義、2025年10月)。水や皮脂、寝ているときの摩擦などでカールが伸びてしまうのを防ぎ、パーマの持ちを数日〜1週間程度伸ばす効果が期待できます。
多くの製品は「クリア(透明)」が基本でしたが、最近では「黒」タイプが各ブランドから登場しています。ただし、この「黒」には大きな落とし穴があるのです。
黒コーティング剤を選ぶ前に知っておきたい「3つの壁」
壁その1:「黒」と言ってもマスカラほどの濃さは出ない
これは最も多くのユーザーが感じているギャップです。
2026年9月にYahoo!ショッピングや@cosme、Lemon8などの口コミを確認したところ、黒コーティング剤に関する投稿のうち約5〜6件から「思ったより薄い」「墨汁を薄めたような色」「付けているのか分からないほど薄づき」という趣旨の声が複数見られました。
一方で、「クリアと比べると目元が引き締まる」「自然なツヤが出る」というポジティブな評価も約7〜8件確認されています。つまり、「クリアよりは濃い」けれど「マスカラよりは圧倒的に薄い」 というのが正確な評価です。
たとえば、PHENIX(フェニックスアイ)のアイラッシュサポートジェル ブラックは、サロンブログ(ホットペッパービューティー、2026年2月)で「薄墨のような半透明なブラック」と表現されており、価格は3,080円〜3,850円(税込)で販売されています(Beauty Parkサロンブログ、2026年5月)。「目力アップ!」という謳い文句に引かれて買うと、「あれ?」となる可能性が高いです。
壁その2:多くの製品が「サロン専売」で一般購入が難しい
Foula(フーラ)ブラックコーティングや**neu / Coating クリアブラック、そして先述のPHENIXブラック**は、いずれもサロン専売品、もしくはプロ向け卸サイトでの販売が主なチャネルです(Foula公式ストア、2025年4月;@cosme製品ページ、2025年4月)。
一般のドラッグストアではまず見かけず、Amazonでも正規品が見つかりにくいのが実情です。ユーザーからは「どこで買えるのか調べるのが面倒」「サロンで買うと工賃が別途かかる」といった不満の声も確認されています。
唯一の例外として、CEZANNE(セザンヌ)の耐久カールマスカラ クリアはドラッグストアで500円前後(推定)で購入でき、カールキープ力が高いことから「コーティング剤代わり」に使う人が増えています。ただし、これはあくまでマスカラであり、コーティング剤ではない点に注意が必要です。
壁その3:黒タイプはクリアより「強度(持ち)」が劣るという声がある
口コミを詳しく見ていくと、黒タイプに対して「クリアに比べてカールの持ちが悪い気がする」という趣旨の投稿が複数見られました(2026年9月時点、@cosme・ビューティガレージ等)。
この点についてメーカー公式の明確な説明は確認できていませんが、色素(黒酸化鉄)を配合することで液の性質が変わり、コーティング膜の強度や速乾性に影響が出る可能性が推測されます。プロ向けのブログでも「ブラックはクリアよりサラサラしていて塗りにくい」という意見があり、初心者よりプロのテクニックが求められる面もあるようです。
クリアと黒、どっちを選べばいい?使い分けの目安
ここまでの情報を踏まえて、クリアタイプと黒タイプの使い分けを整理すると、以下のようになります。
| 比較項目 | クリアタイプ | 黒タイプ |
|---|---|---|
| 仕上がりの色 | 透明・無色 | うっすら黒っぽくなる(マスカラほどの濃さはなし) |
| カールの持ち | 比較的安定(製品による) | クリアよりやや弱いという口コミあり(※公式見解なし) |
| 主な入手先 | サロン・ネット通販・一部ドラッグストア | サロン専売が大半(Foula・PHENIX・neuなど) |
| おすすめシーン | 夜のケア・クリアメイクの日 | ナチュラルメイクで目元を少し締めたい日 |
| こんな人に | 「とにかく持ちを最優先したい」人 | 「マスカラなしでも少し目力を足したい」人 |
この表は、2025〜2026年に公開された各ブランド公式サイト・サロンブログ・ユーザーレビューの情報を基に作成しました。
黒コーティング剤を使うなら「期待値」をここで調整しよう
ここまで読んでいただいて、「じゃあ黒コーティング剤って買う意味あるの?」と思った方もいるかもしれません。
結論としては「買う意味はある」 と思います。ただし、「マスカラの代わり」ではなく「クリアより少しだけ目元を強調したい人のための選択肢」 として捉えるのが正解です。
具体的には以下のようなユーザーに向いています。
- マスカラがどうしてもパンダ目になってしまう人
- 「まつ育」をしながらナチュラルに目力をプラスしたい人(Foulaブラックは20種類以上の美容液成分配合と公式発表あり)
- アイメイクの負担を減らしたいけど、クリアでは物足りなかった人
逆に、「バッチリ濃くしたい」「マスカラいらずを期待している」という人は、黒コーティング剤ではなく、ウォータープルーフマスカラやカールキープ下地を検討したほうがよいでしょう。
購入前にチェック!おすすめ黒コーティング剤の特徴まとめ
最後に、2026年9月時点で口コミ・公式情報が確認できている主な黒コーティング剤をまとめます。
- PHENIX アイラッシュサポートジェル ブラック:薄墨のような自然な黒。サラッとしたテクスチャで、速乾性が高い(サロンブログより)。価格は3,080円〜3,850円。サロン専売。
- Foula ブラックコーティング:20種類以上の美容液成分配合で、ケアしながら使える。価格は3,300円前後。プロ向け卸サイトで購入可能(公式ストアより)。
- neu / Coating クリアブラック:「着色が分かりやすい」という口コミがある一方、サロン専売のため入手難易度が高い(@cosme口コミ、2025年4月)。
- CEZANNE 耐久カールマスカラ クリア:コーティング剤ではないが、カールキープ力が高くドラッグストアで手軽に買える。価格は約500円前後(推定)。
これらの製品は、いずれも「黒」を謳っていますが、どれもマスカラほどの発色ではありません。購入する際は、「うっすら色づくもの」 という前提で選ぶようにしてください。
まつ毛パーマのコーティング剤は、あくまで「パーマを長持ちさせるための補助アイテム」です。黒タイプはその補助に「ほんの少しの色味」を加えたもの。過剰な期待をせず、自分のメイクスタイルに合ったものを選ぶことが、満足度を高める一番の近道です。

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